東京カメラガールズ うどん県・アート県を撮る

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伝統工芸!Traditional

昔から育まれてきた香川の伝統文化。職人さんたちが大切にしてきた手わざから生まれる美しい工芸品は、乙女の心をトリコにする。 昔から育まれてきた香川の伝統文化。職人さんたちが大切にしてきた手わざから生まれる美しい工芸品は、乙女の心をトリコにする。
自然の色や風合いが優しいね♪手まり

自然の色や風合いが優しいね♪手まり

江戸時代の子どもたちが遊びで使っていた手まり。今では、手まりの存在も知らない子供たちも少なくありません。その手まりが、なんと香川県にありました!でも、どうして?って思いますよね。実は、香川県には、讃岐三白と呼ばれる産物があって、木綿・砂糖・塩づくりが昔から盛んでした。その木綿を使った遊び道具が、この手まりなのです。
すべて自然の素材で手作りされているのが特長で、草木染めした木綿糸を、もみ殻の芯に一本ずつ針でかがって巻きつけています。文様は20ほどあり、それを組み合わせながら作り出す幾何学模様は、何とも言えない優しさがあふれていて素敵です♪

全国シェア90%!家にあるうちわもきっと丸亀産。丸亀うちわ

全国シェア90%!家にあるうちわもきっと丸亀産。丸亀うちわ

普段、何気なく使っているうちわ。その産地として知られているのが香川県丸亀市。全国シェアは90%!つまり、日本で使われているうちわのほとんどが、丸亀のものということですね。丸亀うちわは、江戸時代にこんぴら参りのお土産用として考案された渋うちわ(赤いうちわに金の文字を入れたデザインのもの)が始まりで、それ以降、丸亀の地場産業として広がっていきました。
現在では、ポリうちわが多くを占めていますが、職人さんが竹を裂いて仕上げていく昔ながらのうちわは別格。風情や味わいがあるうえ、仰いだ風まで心地いいですよ!

テーブルをちょっぴり贅沢にしてくれる器たち。香川漆器

テーブルをちょっぴり贅沢にしてくれる器たち。香川漆器

漆器というと、高級な料亭やお正月などで使う特別な食器というイメージがあります。扱い方も難しそうだし、接する機会があまりないという人が多いのではないでしょうか。でも、香川県に来たら、漆器のイメージがガラリと変わっちゃいます。
香川県は、全国でも知られる漆器の産地。蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、後藤塗、彫漆、象谷(ぞうこく)塗の種類があり、それぞれ個性的で美しい作品ばかり。また、近年では、伝統とモダンを融合させた気軽に生活に取り入れられる素敵なデザインも誕生していて注目度も◎。香川の漆器で、テーブルをちょっとグレードアップしてみては?

世界から熱い視線が注がれるBONSAIアート。盆栽

世界から熱い視線が注がれるBONSAIアート。盆栽

「BONSAI」として世界から注目されている盆栽は、小さな鉢に大きな松などの木が植えられている作品。山や海で見られる松とは全く異なる種類だと思っていたら、なんと同じ松だったということに驚きます。
盆栽作りは、若い松を山などから採ってきて、その成長を針金で調整しながら止め、何十年、何百年という歳月をかけて独特の造形美へと仕上げていきます。BONSAIは、時代を超えたアートといえるものなのですね。
1000円台の手頃な価格から揃っているので、新しい趣味として挑戦してみるのもいいかも!

香川県は、手ぶくろ王国です。手ぶくろ

香川県は、手ぶくろ王国です。手ぶくろ

香川県には、日本一の生産地がいくつかありますが、手ぶくろもその一つ。私たちが冬場になるとお世話になるのはもちろんですが、ゴルフや野球、オートバイやクルマなど、さまざまな場面で手ぶくろは活躍しています。
手ぶくろには、5本の指を丁寧に縫い上げる繊細な技術が必要です。香川には、120年を超える伝統的な縫製技術があり、地場産業としてしっかりと受け継がれています。
産地である東かがわ市には、手ぶくろのギャラリーもあるので、昭和レトロな雰囲気が残るミシンや道具が見られるほか、縫製技術を活かしたオリジナルの小物などをリーズナブルな価格で手に入れられます♪