小麦と塩と水だけで仕上げるのに、何とも言えないコシやもっちりとした食感のある讃岐うどん。その秘密は、長年の経験で作り上げる職人さんの手わざにあり!香川のうどん店では、職人さんが、季節によって水や塩加減を調整しながら丁寧に打ち上げているところがほとんど。だから、店によって、麺の硬さや太さも違い、それぞれの味があるのが特徴です。一口に讃岐うどんと言っても奥が深~いのです!
店のスタイルも、一般店、自分で麺を温めトッピングを選び精算までするセルフタイプ、製麺所のセルフタイプがあるので、好みの食べ方を選んで楽しむのもおつなものですよ!
お魚なのにオリーブって不思議な名前ですよね。実は、このハマチは、オリーブの葉の粉末をエサにして育てられた特別なブランド魚なのです。
もともと香川県は、ハマチ養殖の発祥地。養殖80周年をきっかけに誕生したのがオリーブハマチです。
オリーブの葉には、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているので、それを食べているハマチも酸化・変色しにくい肉質。
食べると脂っこさが少なくてあっさりとした味わい。魚好きなら、いくらでも食べられそうなくらいです。お刺身はもちろん、しゃぶしゃぶや煮魚としても美味。ヘルシーなのも◎ですね♪
香川県の丸亀市で昔から愛されてきたソウルフード。初めて見る人は、そのでっかさにビックリ!鳥のモモ肉がドーンとお皿に乗って登場します。
どうやって食べようかと思う人も少なくないようですが、これは、骨の部分を手でにぎって、そのままかぶりつくのがベスト。フォークやナイフを使う人は、香川の地元ではいないのです。
一口ほおばると、熱々でジューシーでスパイシーな味わいに、思わず「うまーい!」。ちょっとくらいお口が汚れてもこのさい無視。大胆にビール片手にかぶりといきましょう♪
小さくてカラフルなビーズ玉のようなお菓子「おいり」。昔からお嫁入りの際に近所の人たちに配られたり、引き出物にされたりしてきた伝統の嫁入り菓子です。
ピンク・イエロー・ブルーなどの淡い色合いの「おいり」は、口に含むとほろほろと溶けていくような、かる~い食感が絶妙。原料はもち米なので、ほんのりとした甘さがあり、蜜やほんの少しだけニッキで香りをつけたやさしい味に、心までほっこりしてしまいます♪
縁起のいいお菓子なので、特に、女子は見逃さないように♪
昔々、炒っていたそら豆が、醤油つぼの中に飛び込んで出来上がったのが醤油豆。偶然の産物のお豆さんですが、今では、香川県の食卓に欠かせない郷土料理のひとつになっています。
最初にじっくりと炒るので、普通の柔らかい煮豆とは違い、ボロッとくだけるような少々の歯ごたえを感じます。硬すぎず柔らかすぎず、醤油の風味が染み込んだほどよい食感は、箸休めはもちろん、酒のおつまみやおやつにもいい感じ。
素朴で懐かしいような風味は、老若男女に愛されています。
知らない人が多いかも知れませんが、明治時代に日本で初めてオリーブの栽培に成功したのは、香川県の小豆島でした。日本のエーゲ海とも言われている瀬戸内海は、地中海の気候に似ていたこともあり、小豆島を中心にオリーブづくりは、香川で根づいていきました。
質のいい香川県のオリーブからは、オリーブオイルや新漬けをはじめ、石鹸、化粧品、お茶、お菓子、サイダーなどさまざまな商品が生まれています。
「こんなものも香川県にあった」という発見ができるかも!
オリーブの名産地であり、全国でもトップクラスのクオリティの讃岐牛を育んでいる香川県。この2つの特産品が融合して生まれたのが、オリーブ+讃岐牛=「オリーブ牛」です。
オリーブ牛の特徴は、オリーブオイル搾油後の果実を乾燥させて飼料にしていること。乾燥させた果実は、カラメルの風味があり讃岐牛がよく食べてくれるのだとか。肉質は、オリーブのオレイン酸で旨味が増し、抗酸化成分でさっぱりとしたものに。贅沢な飼料で育った牛なので、味わいも格別ということですね。
香川の名物と言えばうどんですが、実は、もう一つの麺として、そうめんも忘れてはなりません。香川県の小豆島は、日本3大そうめん生産地のひとつなのです。
400年の伝統を大切にした手延べそうめんは、練った粉に純正のゴマ油を塗って長く延ばし、太陽の下で天日干しをしていきます。全国的にも珍しい作り方は、雨が少なく日照時間が長い香川県だからできる製法と言えるかもしれませんね。
細いのに、コシがあってつるつるとしたのど越しの良さは、うどんに勝るとも劣らない味わい。香川の手延べそうめんもうどん同様に、はずせませんね♪
穏やかな瀬戸内海は、四季を通しておいしい魚介類で満ちています。春はサワラ、夏はマナガツオ、秋はチヌ、冬はハマチとお魚で季節を感じられるほど。もちろん、瀬戸の小魚のメバル、カサゴ、アジ、タイのほかタコやアナゴも名物。
いつ訪れても、新鮮でピッチピチのお魚をいただけます。おいしいのはもちろんですが、都会では高級で手が出ないお魚が、身近でリーズナブルな金額なのもうれしいですね♪
海の幸、山の幸など、おいしいものに恵まれた香川県。でも、これだけじゃありません。そう、グルメに不可欠なのが、おいしいお酒。地元では、水・米にこだわり、丹精込めて仕上げられる銘酒がズラリ。旬の食材の味をいっそう豊かに引き出してくれる逸品ばかりです。
近年では、古代米を使ったピンク色のお酒や、地元で育った果実でワインを作るワイナリーも登場。ますます、香川に訪れる楽しみが増えてきますね♪